・スーパーウォール工法の家ってどうなの?
・なんか怪しい名前だけど、住み心地はいいの?
・良いところや悪いところを知りたい!
こんな悩みを解決します。
本記事はスーパーウォール工法の住み心地をメリット・デメリットに分けてご紹介します。また、もっと工夫すれば良かったことも合わせてご紹介します。
また、本記事を見ることでスーパーウォール工法の知識と家を建てる際の注意点を知ることができますよ。
スーパーウォール工法とは
引用:LIXIL公式サイト
高性能なスーパーウォールパネルと高断熱サッシ、計画換気システムが生み出す、高気密・高断熱・高耐震構造の住宅です。「健康」「快適」「安心」「安全」を追求し、暮らしの質を最高水準にまで高め、理想的な住環境を実現します。 引用:LIXIL公式サイト
通常の住宅であれば、断熱材はグラスウールの吹き付けを行なうところが多く、職人によって断熱性、気密性の良し悪しが大きく左右されます。
しかし、スーパーウォール工法の場合、工場で生産されたパネルを壁に埋め込むことで品質のばらつきが少なく、高断熱、高気密を確保しやすくなっています。
スーパーウォール工法の断熱材は湿気にも強いので効果が長持ちするんです
断熱性のカギを握るのがサッシやドア。高性能なものを選ぶことで意図しない熱の出入りをシャットダウンします。
計画換気システムによる24時間換気。窓を開けずとも2時間に1回は室内の空気が入れ替わる仕組みとなっており、空間をキレイに保ってくれます。
スーパーウォール工法のメリット
・部屋干しで洗濯物が乾く
・遮音性が高く音漏れしにくい
・アレルギー持ちの方には強い味方
メリットは以上の4つ。
順番に解説しますね。
断熱性、気密性が高く部屋中の温度がかわらない
エアコンが1台でも家全体を均一の温度に調節してくれます。
断熱性、気密性が高いので外気の影響を受けにくく、エアコンの効果を最大限に生かすことができるからです。
引用:LIXIL公式サイト
夏は冷房26℃、冬は暖房21℃設定で快適に過ごすことができます。
高気密高断熱の家だとエアコンの設定温度通りに室温を調整できますよ。
我が家は31坪の平屋で、夏と冬をどちらも超えましたがエアコン1台でも十分どの部屋も快適です。(ただし、全部屋のドアを開けておく必要はありますが、、、)
子どもが大きくなった時のことも考えて、各部屋にエアコンの電気配線は済ませています
部屋干しで洗濯物が乾く
除湿器などを使わずとも部屋干しで洗濯物が乾きます。
計画換気により2時間に1回は空気が入れ替わっているため、洗濯物が良く乾き、嫌な臭いもしません。
引用:LIXIL公式サイト
気密性が高いことで計画的に空気の流れを生み出します。給気、排気を行なうことで部屋干しでも衣類が乾き、特有の嫌な臭いも防いでくれます。
部屋干しだけで乾くなんて、うそでしょ!!!
初めは信じられませんでした。が、住んでみるとどこの部屋に干してもカラッと乾いてくれます。
引用:LIXIL公式サイト
≻≻ホシ姫サマの評判とは!?メリット・デメリットをお伝えします
遮音性が高く音漏れしにくい
音の侵入や音漏れを防いでくれます。
高気密と高断熱サッシのおかげで優れた遮音性を発揮します。
引用:LIXIL公式サイト
音の侵入は主に建物の隙間から出入りしています。高気密に施工され、高断熱サッシによって部屋の隙間を限りなく小さくすることにより実現しています。
子どもがまだ小さいので、昼寝の時に外の騒音で邪魔をされないので助かってます。
引用:LIXIL公式サイト
アレルギー持ちの方には強い味方
花粉症やハウスダスト、ダニアレルギーの方でも安心です。
基本的に窓を開けずに快適な生活を送れるうえに、カビやダニの繁殖を抑えることができます。
引用:LIXIL公式サイト
ホコリや花粉は外気とともに室内に入ってくるもの。スーパーウォール工法では外気を給気する際、フィルターを通して取り込むためキレイな空気を給気します。
またカビやダニは室内の空気のよどみも原因の1つ。計画換気システムにより室内全体にゆるやかな空気が流れるためカビやダニの繁殖を防ぎます。
家族そろってアレルギー持ちなので、対策もできて良かった
スーパーウォール工法のデメリット
・乾燥しやすい
・室内の音がこもりやすい
もちろん良いことばかりではなく、デメリットもあるもの。以上の3つです。
順番に解説しますね。
坪単価が高い
一般的な住宅の価格としては高めです。
家の性能が良いため仕方ないところではありますが。
スーパーウォール工法の坪単価はおよそ60~70万円です。
我が家は平屋にしたので坪単価80万円ほどになりました
ここ数十年で建築基準が大幅に変更。性能を満たしていない住宅の価格がどんどん下がっています。
将来のためにも性能の高い家にしておくと万が一、住宅を手ばなす場合でも価値が高くなるでしょう。
乾燥しやすい
冬場は特に乾燥しやすいです。
計画換気によりフィルターを通して外気を取り込むため、外の乾燥した空気が室内にも流れるから。特に第3種換気システム場合は乾燥がひどいです。
引用:LIXIL公式サイト
我が家は第3種換気のすっきり君を採用しましたが、冬場は乾燥対策をしていないと湿度30%台にまで下がります
乾燥対策としては、
・洗濯物の部屋干しをする
我が家では部屋干しをすることで乾燥対策をしています。
脱衣所とリビングに物干しのホシ姫サマを採用しているので、部屋全体が加湿されて良いですよ。
室内の音がこもりやすい
室内の音がこもりやすいです。
気密性が高いため室内が密閉空間。室内の音がこもりやすいです。
特に夜中に洗濯機を回しているため、就寝時に音で起きることもしばしば。換気を優先してドアを開けっぱなしにしているのも原因ではありますが、、、
間取りを工夫して音のこもりを最小限にすること大事でしょう。
考え方を変えれば、家族が孤立しないので常に気配を感じることができます
スーパーウォール工法でもっと快適に過ごすには
・結露は多少ある
・フロアーが多少冷える
総合的にはとても快適です。ですが、気をつけていればもっと良かったこともあります。
順番に説明しますね。
窓を開けない生活は快適
基本的に窓を開けることがありません。
計画換気ができていることと、エアコンで空調管理もできているので、外気を取り入れる必要がないです。
実際に住み始めて1度も開けていない窓が存在します。断熱性、気密性を損なう原因は窓。
生活をイメージして必要であれば採用し、光を取り込むための窓であればFIX窓などの開閉しないタイプを選ぶと家の性能も良くなりますよ。
【必見】布団の部屋干しおすすめアイテム3選!布団を外に干したくない方向け
結露は多少ある
結露はゼロではないです。多少はあります。
※わかりづらいですが、この程度は結露が発生!!!
原因としては夜間にエアコンをOFFにしたことによる温度差。
フロアーが多少冷える
冬場は床が冷えます。
裸足では冷たく感じるでしょう。ただし、夏場は心地よいです。
多少の対策で済む程度ですが、冷え性の方であれば気になるかと思います。
施工業者に伝えると、基礎断熱を厚くするなどの対応をしてくれるでしょう。
まとめ、スーパーウォール工法は快適!
スーパーウォール工法で家を建てると、住みやすいのはもちろん、健康面でも良いことがたくさんあります。
実際にスーパーウォール工法で家を建ててとても満足していますし、とても生活がしやすいです。
スーパーウォールでの家づくりをする際の参考にしてみてはいかがでしょうか。