【後悔】第3種換気にして失敗したこと 24時間換気システムの実情

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悩む人
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・新築を建てようと思うけど24時間換気システムにも種類があるの?

・種類による違いが知りたい!!

・第3種換気の失敗例を知りたい!!

こんな悩みを解決します。

【本記事の内容】

・24時間換気システムとは
・第3種換気システムで後悔した点
・第3種換気システムで良かった点

今や新築住宅には、なくてはならない24時間換気システム

結論、安価に済ませたい方は第3種換気システムを採用しましょう。

本記事では、第3種換気システムで後悔したことを包み隠さずお伝えします。さらに、後悔したことへの対策まで合わせてご紹介します。

第3種換気システムの特徴を知ることで、新居生活を快適に過ごすことができますよ!!

目次

24時間換気システムとは!?


引用:LIXIL公式サイト

住宅の換気システムのこと。

シックハウス症候群の増加により、2003年に建築基準法が改正されました。

すへえ
すへえ

室内に有害物質が漂わないように、空気を常に入れ替え続けてキレイに保つというものです。

一般的に住宅には、

・第1種換気システム
・第3種換気システム

が、多く用いられています。

第1種換気と第3種換気の違い


引用:LIXIL公式サイト

・第1種換気は、給気、排気ともに機械で行なう
・第3種換気は、排気のみ機械で行なう

第1種換気システムの特徴

・給気、排気する際に熱交換器を利用している ・排出する空気から温度、湿度をロスなく取り出してくれる

・複雑な構造をしているため、コストやメンテナンス費用がかかる


引用:LIXIL公式サイト

熱交換器を利用することで、室内の快適な空気を無駄なく取り出してくれます。

また、同時に湿度も調整してくれますので、快適かつエアコン効率を最大限に生かしてくれます。

しかし、便利な一方、構造が複雑なため第3種換気に比べ設置に30万円前後コストがかかります。

また、定期的なメンテナンスが必要になるため、さらに費用がかかることを理解しておきましょう。

最近では、ダクトレスタイプの第1種換気が開発されているようです。
メンテナンス費用が大幅に抑えられるでしょう。

第3種換気システムの特徴

・構造がとても簡単なためコストが安い
・メンテナンスが簡単

・第1種換気のように熱交換器がないため、温度・湿度のロスが大きい


引用:LIXIL公式サイト

第3種換気は第1種換気とほぼ逆の性質にあります。

コストは安価で第1種換気より30万円前後、安く取り付けることができます。

また、メンテナンスも簡単

・半年に1回、給気フィルターのお手入れ(掃除機かけ)
・2年に1回、給気フィルターの交換
・定期的(1年に1回ほど)に排気ファンを拭き掃除
すへえ
すへえ

これならたまにの作業で、僕でもできます。

時間的にも1時間もあれば終わりますのでその点は非常に楽ですね。

しかし、安くてメンテナンスが簡単な一方、温度・湿度のロスが大きくなります。

例をあげると、

・冬場→寒くて、乾燥した空気がダイレクトに入ってくる
・夏場や梅雨時期→蒸し暑くて、ジメジメとした空気がダイレクトに入ってくる

というように、給気フィルターを通しているものの常にわずかながら窓を開けて換気しているような状態です。

また、せっかくエアコンを使っての温度管理加湿器や除湿器を使っての湿度管理をしていても換気システムにより外に放出していることになります。

24時間換気していますが、室内の空気が入れ替わる周期は数時間に1回。(我が家は2時間に1回)
多少の寒さや暑さを感じるのは給気口付近のみです。

第3種換気システムで後悔した点

・エアコンをOFFにしにくい
・湿度管理がしにくい
・乾燥がひどい
・外のにおいが入ってくる

後悔したと思う点は、以上の4点。

順番に解説していきますね。

エアコンをOFFにしにくい

第3種換気は外気と室内の状況(温度、湿度)を同じにしようとします。(極端に言えばですが、、、)

・冬場は冷たい空気
・夏場は蒸し暑い空気

を直接、取り込むことになります。

そのため、エアコンでの温度調整が必要になってきます。

さらに、せっかく快適に調整した室内の温度もそのまま排気するのでロスがあると言えます。

エアコンも換気システムと同様に24時間稼働することになるでしょう。

物理的にはエアコンをOFFにすることができますが、快適に過ごすのであればエアコンの稼働は必須となります。

給気口付近では温度の差を感じやすいです。

湿度管理がしにくい

温度管理と同様に、室内の空気は湿度の管理も必要になります。

・冬場は乾燥した空気
・梅雨時期や雨の日はジメジメとした空気

を直接、取り込むことになります。

換気システムにより排気する際、湿度もそのまま排気されてしまいます。

加湿器や除湿器で、室内の空気を調整しても、調整された空気を排気することになります。

特に乾燥対策は必須になるでしょう。

・乾燥する場合は、大型の加湿器を使用する
・ジメジメする場合は、レンジフードやトイレ、風呂場の換気扇をONにして空気の循環を早くするようにしてみましょう。

乾燥がひどい

冬場の乾燥時期はとてもカラカラになります。

対策をせずにいると、室内の湿度は30%台にまで下がります。(快適と言われる湿度は50~60%)

特に冬場は暖房を使うことも増えますので、より乾燥が進む原因となります。

加湿器を選ぶ場合は、家全体を1つの部屋と考え、なるべく大型の製品を買うと効果もありますよ。

また、室内に干し姫サマや室内干しアイテムを検討しましょう。

積極的に洗濯物を室内干しすることで、乾燥対策をすることができますよ。
部屋も加湿され、洗濯物も乾き一石二鳥!!

≻≻ホシ姫サマの評判とは!?メリット・デメリットをお伝えします

外のにおいが入ってくる

外のにおいが入ってくることがあります。

フィルターを通すことで花粉やpm2.5などは防ぐことができますが、臭いの元までは防ぐことができません。

特に近所で野焼きをされると、とても不快に思うほど入ってきます。

ニオイに関しては第3種換気に限ったことではありませんが、、、

家を建てる前に、周囲の状況を調べておくと安心ですよ。

第3種換気システムで良かった点

・コストが安い
・電気代が安い
・メンテナンスがほぼ不要

マイナスな点ばかりお伝えしておりますが、良い点もあります。以上の3点。

順番に解説しますね。

コストが安い

第3種換気は導入コストが非常に安いです。

第1種換気に比べると30万円前後も安いことがあります。第3種換気は構造が単純なためこれだけの価格の差が生まれています。

30万円も違えば、キッチンやバス、その他をグレードアップできますよ。

電気代が安い

第3種換気は第1種換気に比べて電気代が安いです。

・第3種換気、月に数百円ほど
・第1種換気、月に数千円ほど

第1種換気は給気、排気ともに機械で行なう上に、熱交換器まで利用しているので電気代としては高くなります。

月々の電気代で考えると僅かですが、数年、数十年と住み続けると考えると大きな差になります。

ちなみに月々2,000円違うと考えると、年間で24,000円。10年で240,000円の差になります。

換気システムは24時間稼働が基本ですので、電力を消費するものと理解しておきましょう。

メンテナンスが安価で簡単

第3種換気はメンテナンスが簡単、かつ安価で済みます。

・半年に1回、給気フィルターのお手入れ(掃除機かけ)
・2年に1回、給気フィルターの交換
・定期的(1年に1回ほど)に排気ファンを拭き掃除

たったのこれだけ!!

期間もかなり余裕があるので時間がない方でも安心です。

フィルター交換といっても、1枚で数百円ほど。

第1種換気の場合は、上記に加えて

・熱交換器のメンテナンス
・ダクトのメンテナンス

が、必要になってきます。特にダクトについては長年、使用しているとカビ等の発生があるようなので管理が大変。

まとめ、第3種換気で十分

【24時間換気システムとは!?】

・第1種換気と第3種換気の違い
・第1種換気システムの特徴
・第3種換気システムの特徴

【第3種換気システムで後悔した点】

・エアコンをOFFにしにくい
・湿度管理がしにくい
・乾燥がひどい
・外のにおいが入ってくる

【第3種換気システムで良かった点】

・コストが安い
・電気代が安い
・メンテナンス費用が安価で簡単

第3種換気はとても安価です。さらに、メンテナンスについても非常に楽チン

実際、僕はストレスなく生活できてる上に、快適な住空間を手に入れることができています。

24時間換気システムを選ぶ際は、それぞれの特徴を理解し採用するようにしましょう。

メンテナンスまでが家づくり。楽して生きていきましょう。

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この記事を書いた人

子ども2人の4人家族。
2020年に地元工務店で
スーパーウォール工法の家を建てました!
4LDKの平屋生活の悩みや成功&失敗の経験を元に、現代に合った「住みやすく後悔のない家づくり&暮らしの役に立った便利アイテム」の情報を発信しています。

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