
・ハイドアの使い勝手はどうなの?
・ハイドアのメリット・デメリットが知りたい!
こんな悩みを解決します。
- ハイドアとは!?
- ハイドアのメリット
- ハイドアのデメリット
部屋と部屋の仕切りや収納扉に使われるドア。
ドアを変えるだけで室内の印象を大きく変えることが可能。また、使い勝手にも影響してきます。
そこで今回は、「ハイドアのメリット・デメリット」について深掘りしていきます。
本記事を見ることで、ハイドアをどこに採用すると便利なのか実体験を交えて説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。
ハイドアとは!?


ハイドアとは、一般的なドアよりも縦に長いドアのこと。
・ハイドア→2m40㎝前後
このぐらいのサイズを指すことが多いです。
天井まで高さのあるハイドアは、空間の広がりを出せるため開放感を生み出します。
ハイドアがスッキリ見える理由としては、ドアのまわりの枠がなくなり、空間をスッキリと見せることができるからです。
ハイドアのメリット


・大きい家具や家電の搬入がしやすい
・枕棚まで使いやすい
ハイドアのメリットは以上の3つ。
順番に解説しますね。
開放感がある
ハイドアにすると開放感が生まれます。
ドアがある感覚がなくなるから。
ドアが高いと空間が広く感じます。
下がり壁がなくなることでドアを開けたときに、目線が上がり視界が広く感じるからだそうです。


子どもを肩車して遊んでいてもかがむことなく通過できますよ。
大きい家具や家電の搬入がしやすい
大きい家具の搬入がしやすくなります。
高さがあるので大型家具や家電を横にする必要がないから。
引っ越しや模様替えをするときなどに高さを気にする必要がありません。
・本棚
・冷蔵庫 など
冷蔵庫などは横にすると良くないと言います。
そんな時にハイドアだと、高さを気にすることなく移動させることが可能。


引っ越しの際は、キズをつける心配も少なくなりますね。
【失敗】冷蔵庫の位置は手前?奥?リビングの真ん中に配置した家の後悔談
枕棚まで使いやすい
収納扉をハイドアにすると、枕棚まで使いやすくなります。
遮るものがないから。


通常のドアのサイズだと下がり壁が邪魔になることがあります。
ただでさえ使いにくい枕棚が、物をのせにくく、取りづらい不便な場所に。
また全体が見にくくなるので、何を収納したかもわかりにくくなることも。


ハイドアにしておけば、枕棚部分もしっかりと見ることができます。また、下がり壁がないので置いたものも見やすく、取り扱いやすくなりますよ。
ハイドアのデメリット


・反りや歪みが生じやすい
・ドアが重く感じる
・圧迫感がある
・トイレには向かない
・天井まである醍醐味
デメリットの方が多いですね。以上の6つ。
順番に解説します。
コストがかかる
コストがかかります。
サイズが大きくなるから。
ハイドアにすると通常のドアよりも価格が高くなります。
メーカーや工務店などにもよりますが、1カ所でだいたい1~2万円ほど高くなります。
一般的な住宅で考えた場合、全てのドアをハイドアにすると、およそ10~20万円前後の値上がりになる計算です。


我が家は9カ所のドアの内、4カ所ハイドアにしたので8万円ほど高くなりました。
(下がり壁が無くなる+下がり壁のクロス&石膏ボードも不必要になるから。)
反りや歪みが生じやすい
ハイドアにすると反りや歪みを生じやすいです。
大きい分、影響を受けやすいから。
木材ですので、気温や湿気による反りや歪みが発生しやすいです。
特に浴室の近くにあるドアや玄関の近くにあるドアは、寒暖差や湿度差が変動しやすいので影響を受けやすいです。
反りや歪みが生じると、開け閉めの際にきしみ音がしたり、重く感じることなどがあります。
ドアが重く感じる
ドアが重く感じるかもしれません。
ドアが大きいから。
引き戸だとそこまで差は感じませんが、開き戸だと重く感じることがあります。
通常のドアよりも空気抵抗を受けるので、重く感じやすいです。
また収納ドアの両開きの場合、空気抵抗により片側を閉めたとき、もう片側が開くのでイライラすることがあります。


最近の家は気密性も高いので余計に感じやすいです。
圧迫感がある
圧迫感を感じるかもしれません。
大きいと開放感がありますが、逆に存在感が増すから。


ドアが大きくなると、見慣れるまでに存在感を感じます。
特にドアの色が派手であったり、色が浮いていると余計に圧迫感が出る可能性があります。
シミュレーションを行なって、イメージをしておくと良いですね。
トイレには向かない
トイレにハイドアはあまり向きません。
収納が減るから。


トイレは下がり壁があることで、上部の収納を設けることができます。
ただでさえ収納が少ないトイレ。
ここをハイドアにすると、収納として使えなくなるのでトイレにはあまり向かないでしょう。


よっぽどの理由がない限り、通常のドアの方が生活しやすそうですね。
天井まである醍醐味
ハイドアなら天井までほしいところ。
ドア枠がないのが醍醐味だから。


我が家は天井高を2m40㎝→2m70㎝に上げました。
そこにハイドアをつけて高さの開放感を演出させることに成功。


しかし、ハイドアといえば天井まで伸びるあのフォルム。天井高を上げたことで、ハイドアの感じが薄れました。


また我が家のハイドア、全てドア枠があるんですよね。枠がないと音漏れや光漏れがしやすいみたいですが、ドア枠がない姿も見てみたかった、、、
こういうこともありますので参考までに。
まとめ
ハイドアは、開放感が生まれ室内が広く感じます。また、収納扉に使えば枕棚まで使いやすくなるのでとても便利。
その一方で、コストがかかったりメンテナンス性にはやや問題があります。
視覚的な楽しみを感じたい方は、ハイドアにするといつもと違う生活を送ることができますよ。



