
・新築の屋根には何を使うのが良いの?
・屋根材にコロニアルグラッサってあるらしいけどどうなの?
・わかりやすく説明してほしい!!
こんな悩みを解決します。
雨風を防ぐには屋根材が命。
なので案外、慎重に決める必要があります。屋根材を決める際にどれだけ建築会社が親身になってくれるかで力量がわかるはず。
そこで今回は、屋根材の中でもコロニアルグラッサについて深掘りしていきます。
本記事を見ることで、屋根材の種類やその他の屋根材の特徴がわかります。さらに、今後のメンテナンス性も知ることができますよ。
コロニアルグラッサとは!?
引用:ケイミュー公式サイト
ケイミュー株式会社の商品でスレート屋根材のこと。

近年ではよく見かけるオシャレな屋根ですね。
特徴は以下の通りです。
・耐用年数が長い
・価格が安い
普及率が高い
日本で最も普及している屋根材。住宅の約8割がスレート屋根で建てられています。
そんな中でもコロニアルグラッサは、オシャレで耐用年数が長く、丈夫で価格が安いという優れもの。
いかにスレート屋根が、コロニアルグラッサが人気があるかがわかりますね。
耐用年数が長い
耐用年数は30年ほど。
従来品のコロニアルクァッドよりも耐用年数が伸び、さらにグレードアップしました。
色褪せの原因であるのは紫外線。無機系塗膜のグラッサコートという独自の技術を用いています。
・ガラスの耐久性を生かした無機砕石層
・下地には無機化粧層
これら無機系3層構造により、有機系に比べると色褪せしにくい特徴があります。
価格が安い
なんといっても価格が安いのが特徴。
その他の瓦屋根や金属製屋根に比べると、2,3割~半額ほどの差があります。
また施工に関しても取り扱いやすく、施工業者を選ばないため施工料金が安くなることが多いです。
https://suheee.com/building-book/
コロニアルグラッサのメリット
・雨風に強い
・耐用年数が長い
・価格が安い
・軽量なため地震に強い
カラーバリエーションが豊富
引用:ケイミュー公式サイト
カラーバリエーションがものすごく豊富なんですよね。
上の画像のような、家の雰囲気や街並みに合わせていろんな色を使い分けることができます。
引用:ケイミュー公式サイト
種類的にはこれくらい!これでもまだ全部載せきれてません(笑)
屋根のデザインで家の雰囲気がものすごく変わるので、こだわりのある方には最適ですね。
雨風に強い
コロニアルグラッサ(スレート)は雨風に強いんですよね。
もともとコロニアルが普及する前からスレート屋根は多く用いられ、雨風に強いことは実証済み。
さらにケイミュー社、独自の試験により陶器瓦より優れている部分もあることがわかっています。
引用:ケイミュー公式サイト

オシャレで、雨風にも強いなら言うことありませんね。
耐用年数が長い
コロニアルグラッサの耐用年数は30年です。
従来品のコロニアルクァッドよりさらに、グレードアップしています。
さらにデザイン性の部分で優れているため、今では多く用いられていますね。
引用:ケイミュー公式サイト

オシャレなのに長持ちするなんて考えられない!!
価格が安い
何度も言ってますが、価格が安いんですよね。
その他の瓦屋根や金属製屋根に比べると、2,3割~半額ほどの差があります。
また施工に関しても取り扱いやすく、施工業者を選ばないため施工料金が安くなることが多いです。
我が家では、コロニアルグラッサとガルバリウム鋼板を2種類取り付けましたが、
・ガルバリウム鋼板:6,500円(㎡あたり)

軽量なため地震に強い
コロニアルグラッサの最大の特徴はこれ!地震に強いこと。
瓦屋根よりものすごく軽いんです。
軽いということは、地震発生時に揺れにくく被害が最小限におさまるということ。近年では、各地で大きな地震が発生しているので少しでもリスクは避けたいところ。
引用:ケイミュー公式サイト
コロニアルグラッサのデメリット
・断熱性能が低い
・割れやすい
・メンテナンスが必要
もちろん良いことばかりではなくデメリットもあるもの。
コロニアルグラッサのデメリットは以上の4つ。
順番に説明しますね。
苔やカビ、変色しやすい
引用:ケイミュー公式サイト
表面がデコボコとした見た目のコロニアルグラッサ。
そのため水がはけにくく、表面に残りやすいです。特に、日が当たりにくい場所などは苔やカビが生えやすくなります。日当たりの悪い北側は特に発生しやすい傾向にあります。
断熱性能が低い
軽量で薄い素材のため断熱性能が低め。
季節によっては、屋根裏に熱がこもったり、冷気がこもったりする場合があります。
太陽熱を反射してくれるので、熱がこもる心配がありません。
コロニアルグラッサでも十分の性能を有していますが、気になる方はコロニアル遮熱グラッサを検討してみても良いかもしれませんね。
割れやすい
年数が経ったコロニアルはだいたいどこかがヒビ割れているといいます。経年劣化による塗装の剥がれも原因の1つ。
・台風や強風による飛来
・アンテナが倒れたときなどの衝撃
などで割れる恐れもあります。
部分的な補修が難しいため、葺き替えなどを検討する必要があります。
この点では、部分的に補修が可能な瓦屋根のほうがメンテナンス性に優れていることになりますね。
メンテナンスが必要
定期的なメンテナンスが必要になってきます。
耐用年数は30年としておりましたが、耐久性の維持のためにも10年に1度のペースでは屋根の塗装や葺き替えを行なう必要があります。
補修なしでは、30年もの歳月を保つことは難しいでしょう。
引用:ケイミュー公式サイト
10年に一度、塗装やメンテナンスのために100万円ほどかかることは理解しておきましょう。
まとめ
コロニアルグラッサはメンテナンス性こそ難があるものの、価格やデザイン性、性能に関しては文句なし。
また、日本の8割がたはこのタイプの屋根なので安心だといえますね。
僕もこの屋根を採用しましたので、今後の屋根の状態を観察しながら変化があればまた記事にしていこうと思います。コロニアルグラッサの採用の参考になれば嬉しいです。